100年時代の今、求められているものとは?

現代人は100歳以上!?

みなさんこんにちは!ハピリク運営事務局です。
昨年出版された、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』という著書をご存知でしょうか。
こちらの著書では、過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきたという事実から導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きする。すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならないと課題を提示するものです。

今までのライフコースとは?

1970年代
高度経済成長期は、「日本的雇用」が確立されたと一般的に言われています。高度経済成長期には、終身雇用や年功的賃金制度といった長く勤めることをみこした雇用を行っていた時代です。
終身雇用のため、今勤めている会社で出世する(職位があがる)ことが、求められていた時代です。この時代は、男性が正社員として稼ぎ、女性は専業主婦という性別役割分業が成り立っていました。

1990年代
バブルがはじけ、事業によるリストラや、正社員以外の雇用形態が広がっていきました。大企業の倒産も相次ぎ、60歳まで会社が雇用を保障してくれるという期待は薄れていった時代です。
企業が事業の選択を行うようになり、社員に高い専門性を求めるようになりました。また一方では、人数の多い団塊世代の加齢により、管理職の不足が懸念され始めました。そこで企業は、マネジメントとスペシャリストの「複線型」を求めるようになりました。
そのため「プロフェッショナル」志向の労働者が増加しました。高い専門性と職業倫理観を兼ね備えたプロフェッショナルは、必ずしも1つの会社にとらわれることはありませんでした。

2000年代以降
共働きが一般的になるにつれ、男女ともに、仕事と子育ての両立の問題に直面するようになりました。仕事の成果よりも、仕事に対する姿勢を評価する志向が強いため、長時間労働が慢性化、転勤も多くなり、男性は子育てへの参加が難しく、女性は配偶者の仕事に合わせてキャリアを諦めるという事が多い時代です。
2000年前後には、拡充された育児・介護休暇制度やブランクからの復職支援なども行われるようになりました。

2010年代
「性別に関係なく、家族を大切にしながら、働きがいのある仕事をする」という考え方が広まり、男性の育児・介護への参加機会の増加、女性がフルタイムで働く、管理職として活躍する機会が増加し、性別によ関わりなく働くという時代がやってきました。

100歳以上生きるということは…

今までの労働感について見てきました。人は、会社に行けば「労働者」ですが、家に帰れば「家事をする人」「配偶者」「親」「余暇を楽しむ人」など様々な役割を担っています。
100歳以上生きるということは、自身の「職業キャリアの成功」から「ライフキャリアの充実」にも目を向ける必要があるということです。
現在、79%の会社は「60歳」が定年、16%の会社は「65歳」定年としています。今や60歳以上でも現役でバリバリ働いている方もいらっしゃいますね。
今いる企業での「職業キャリアの成功」だけでなく、自分のライフスタイル、年齢に合わせて働き方を選択することで、100年人生を豊かに楽しく過ごせそうですね!

ハピリクでは、働きやすい企業を多数掲載しております!ぜひ、新しい働き方を選択したい方はチェックしてみてくださいね。

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