約100社に聞いた!御社の採用力はどのくらい?アンケート結果

関西HR EXPOにて行った採用力診断の結果

みなさんこんにちは!ハピリク運営事務局です。
本日は、先日行われた関西HR EXPOで実施した、採用力診断の結果を報告させていただきます!
ちなみに平均点は、100点満点中57点でした。

採用力診断の内容とは?
◇採用戦略項目
毎年採用のコンセプトを策定していますか、また来年度の採用計画はすでに作成していますか?
リファラル採用やダイレクトリクルーティングなど、今までにとらわれない採用手法をご存知ですか?
自社にあった採用手法を取れていますか?
毎年採用人数の目標を達成できていますか?
ミスマッチのない採用が出来ていますか?

◇女性採用項目
直近3事業年度の女性の採用人数は男性の採用人数よりも多いですか?
スキルを持った意欲の高い女性の採用が出来ていますか? 中途採用の際、基礎力のある人材の採用が出来ていますか? 20代~40代の女性の採用が出来ていますか?
女性のライフイベントを考慮したキャリアアップの支援が出来ていますか?(例:妊娠・出産・育児等)
女性採用の需要はありますか?

◇働き方改革項目
特定の人に仕事が集中し長時間労働にならないよう、チームや課・部などで配慮し改善する仕組みがありますか?
テレワークや在宅勤務など、各労働者の生活に配慮した就業場所に関する制度がありますか?
半日休暇、時間単位休暇、フレックスタイム、短時間勤務など、従業員の生活に配慮した就業日数や就業時間に関する制度がありますか?

採用戦略項目について

こちらの項目は、採用全般についての項目になります。採用計画や手段、採用した人材のミスマッチなど企業の採用成功に関しての質問になります。全項目解説も加えつつご紹介させてただきます!

毎年採用のコンセプトを策定していますか、また来年度の採用計画はすでに作成していますか?

採用成功のための重要なポイントは、「どんな人材に応募してもらいたいか」「どんな人材を採用したいか」です。そして、「欲しい人材」に最も有効な訴求手段はなにか、刺さる文言(キャッチコピー)は何かを把握することです。
もちろん、採用予算内でいかに必要な人員の人数を確保するかも重要です。考える上でも採用計画はきちんと作りたいですね。

では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?



なんと、50%の企業様しか採用計画やコンセプトを作成していないようです。採用成功の最初の入口になる採用計画・コンセプト作成、ぜひ作成してみてください。

リファラル採用やダイレクトリクルーティングなど、今までにとらわれない採用手法をご存知ですか?

最近、「求人媒体に掲載しても人材の確保が難しい」「採用コストばかりかかっている」というお悩みをよく伺います。実は、みなさんが知っている採用手法以外にも新しい採用手法が出てきているのはご存知でしょうか?
代表的なものが、「リファラル採用」と「ダイレクトリクルーティング」です。

リファラル採用
社員に人材を紹介・推薦してもらう採用手法のこと。実際に働いている社員から、その企業の魅力や社風を効果的に相手に伝えることができるため、自社の企業文化と合う人材を集めることができる点がメリットとして挙げられます。このメリットから採用した人材の離職率が低いという効果も見られています。

ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、「企業による積極的(主体的)な人材採用」のことです。つまり、今までの採用手法のように、求人原稿を掲載して応募者を「待つ」のではなく、企業から求職者に「アクションを取る」という採用手法です。例えば、スカウトツールを用いて求職者に自社の魅力を伝え、選考に進んで頂くなどが挙げられます。

こういった採用手法はここ数年で多く見受けられるようになりました。媒体に掲載すると埋もれてしまう、応募されるまで時間がかかる、待っていても応募が来ない等の問題から現れたサービスと言って良いでしょう。
こういった新しい採用手法を有効に使うことで採用成功に近づいていきます。では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?


50%近くの企業様がそういった新しい採用手法を知らない、という結果になりました。世の中には新しい採用手法がどんどん発表されています。情報をいち早く取得することで採用成功も近づいています。ぜひ、新たしい採用手法も積極的に利用していきましょう。

自社にあった採用手法を取れていますか?

様々な採用手法を知っていても、自社に適した手法で行えてなければ意味がありません。いろいろな手法を試さないことにはわかりませんが、効果は出ているのか、費用対効果はどうか、きちんと把握・検討がされていることが必要です。

では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?


わからないとお答えの企業様が多いことが印象的です。「はい」「いいえ」とお答えいただいている企業様はきちんと把握ができていますね。私も驚いたことに、50%近くの企業様がきちんと把握が出来ていないようです。採用コストや社内のコストを抑えるためにもきちんと現状把握は必要になると思います。

毎年採用人数の目標を達成できていますか?

常に採用担当者様の頭を悩ませているのが、採用人数の目標に届いているか、いないかですね。
では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

近年採用が難しくなってきていますが、やはりどの企業様も採用にはかなりお困りなのが見て取れますね。なんと毎年目標を達成できているのは、44%でした。内訳を見てみると、大手企業様が比較的多く見受けられました。中小企業様には厳しい採用事情のようです。

ミスマッチのない採用が出来ていますか?

採用で最も大切なことは、採用した人材とのマッチングです。自社にあった人材なのかどうかで、その後の離職率も大きく変わってきます。離職率が高くなれば、採用も引き続き行わなければならず、採用コストも、ひいては教育コストも一向に変わらないままです。

では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

自信を持って「はい」と答えられている企業様は、25%でした。それ以外の企業様は「いいえ」もしくは「わからない」という結果でした。採用コンセプトや採用計画を考える上でも自社にあった人材なのか知ることは重要です。「聞くのが怖い」「知らなくてもいいかな」などのいろいろな思いもあると思いますが、ぜひ確認してみてくださいね。

女性採用項目について

こちらの項目は、女性採用についての項目になります。近年、労働力人口の減少から、女性採用に注目が集まりつつあります。また、結婚・出産を理由に仕事をしない女性の割合は、10年前に比べ10%以上も減少しています!平成28年には「女性活躍推進法」も施行されたりと、政府をあげて女性の社会進出を促進しています。女性は、人材確保にお悩みの企業様が注目しつつある人材なのです。

直近3事業年度の女性の採用人数は男性の採用人数よりも多いですか?

こちらの質問は、女性の採用人数が男性の採用人数よりも多いか、という項目になります。女性の採用が各企業でどれほど進んでいるのかの指標になる項目です。では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

「いいえ」とお答えした企業様が56%と約6割の企業様が男性の採用人数のほうが多いという結果になりました。まだ、女性採用に積極的に動けていない企業様が多いようですね。

スキルを持った意欲の高い女性の採用が出来ていますか?

こちらの項目は、どのような女性が採用できているか、という項目になります。やはり、どの企業様もお考えになるのが、「即戦力として働いて欲しい」「意欲的な方に来て欲しい」など共通してくると思います。今回は、スキル×意欲という項目で質問してみました。では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

「はい」とお答えした企業様が最も多いという結果になりました。スキルを持った意欲の高い女性の採用が出来ているということは、採用手法がマッチしているということです。逆に「いいえ」の企業様は、採用手法の変更が必要そうです。また「わからない」と答えた企業様は、入社後の人材の働きぶりを振り返る事が必要と思われます。こうした確認から、採用手法の変更が必要なのか、否か判断がつくようになりますよ。

中途採用の際、基礎力のある人材の採用が出来ていますか?

こちらの項目も全項目と同じく、どのような人材が採用できているか、という項目です。できれば基礎力のある人材に来てもらいたいと思うのは、どの企業様も共通と思います。さて、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

結果は、「はい」「いいえ」「わからない」共に五分五分の結果でした。若干「はい」が多いという結果です。

20代~40代の女性の採用が出来ていますか?

こちらの項目は、若年層の採用ができているかという項目です。スキルや経験豊富な人材ではないですが、若手がいることで、今後の自社を引っ張っていくようなリーダー候補となる人材の確保は、企業様にとって必須ですね。それでは、各企業様どのような結果になったのでしょうか?


結果は、「はい」が74%でした。どの企業もリーダー候補となる人材の確保にはそれほど苦戦はしていないということでしょうか?これは素晴らしい結果ですね。しかし現実は、採用困難な時代です。この結果で見ると「なんだ、意外にできてるではないか」となりますが、採用するまでに多くのコストがかかっていることも予想されます…。

女性のライフイベントを考慮したキャリアアップの支援が出来ていますか?(例:妊娠・出産・育児等)

こちらの質問は、女性が働きやすい環境が整っているか、という項目です。私自身もそうですが、実は働く女性は自分のライフイベントと仕事を両立できる環境を求めています。なので、女性採用がうまく行っていない、求人広告を出しても反響がない、といった場合は、「ライフイベントとの両立ができる」ということをアピールすることで効果が変わることもよくあります。女性は敏感に見ているということです。

結果は、「はい」が60%でした。多くの企業様がライフイベントにも配慮しているのは素晴らしいですね。しかし、30%の企業様はまだ体制が整えられていないという結果です。すぐに体制を整えるのは難しい、うちは無理だ、と思っている方が多いかもしれません。しかし、優秀な女性であればあるほど気にする点なので、少しづつ体制を作っていけると良いですね。
また、「はい」と答えた企業様は、採用アップのチャンスです!きちんと求人原稿でアピールはできていますか?こういった点も見直すきっかけになると良いですね。

女性採用の需要はありますか?

こちらの質問は、女性採用を考えているか、という質問です。どれほど企業様が女性に注目しているかがわかる内容ですね。では、各企業様どのような結果になったのでしょうか?

結果は、90%以上の企業様が「はい」でした。やはりどの企業様も女性採用に注目されているということですね。注目していますが、女性を受け入れる体制が作りきれていない企業様もいらっしゃいます。女性を採用するためにも女性目線に立った企業になっていくと採用も成功していくと思いました。

働き方改革項目について

最後は、働き方改革項目についてです。こちらの項目は、働きやすい取り組みを企業として行っているか、という項目です。近年、男性も女性も「働きやすい」ということに敏感に反応しています。働く先の企業で家庭も仕事も両立できるのかを見ている求職者は年々増加傾向です。各企業もそういった求職者の変化から、働き方改革を進めていることが少なくありません。

特定の人に仕事が集中し長時間労働にならないよう、チームや課・部などで配慮し改善する仕組みがありますか?

こちらの項目は、「働き方改革」をしている企業様からよくお話を聞く項目です。チーム制にしていることで、急な体調不良や子ども・介護の予定でも対応できます。たのため、各企業様がこぞって行っている施策になります。では、EXPOにいらっしゃった企業様はどのような結果になったのでしょうか?

なんと「はい」も「いいえ」も40%弱という結果になりました。「はい」の企業様は、この点もアピールポイントになります。ぜひ、求人原稿でアピールしてくださいね。「いいえ」の企業様は、チーム体制にしてみるのはいかがでしょうか?チーム制をとっているというだけで、求職者に安心を与えることができますよ。ぜひアピールポイントの一つとして使ってみてください!

テレワークや在宅勤務など、各労働者の生活に配慮した就業場所に関する制度がありますか?

こちらの項目は、最近話題の「テレワーク」などの仕組みを整えているか、という項目になります。会社に来なくても出来る仕事を在宅や近所のサテライトオフィスなどで行い、家庭と仕事の両立を促す仕組みです。実は、7月24日は「テレワークの日」なのをご存知でしょうか?なぜ7月24日なのかというと、2020年東京オリンピックの開会式が開かれる日なのです!開会式の日は、公共交通機関が大混雑することが予想され、混雑緩和のために行っていることもあるのです。ちなみに、ロンドンオリンピックの際には、ロンドンの企業様の大部分がテレワークを行っていたようです。このロンドンオリンピックからアイディアをもらったようです。さて、ご来場いただいた企業様の結果はこのようになっています。

「いいえ」が77%と「はい」を大きく上回る結果となりました。テレワークを行う際に、セキュリティーの問題や評価の仕方、そもそも在宅で出来る仕事がない、などのお話をよく耳にします。私も日本次世代企業普及機構でお話を伺う企業様から同じようなお話をよく伺いました。業務を整理して分割することで、在宅でも出来ること、社内でないと出来ないこと分けてみることから始まります。そういったことからはじめてみると良いですね。

半日休暇、時間単位休暇、フレックスタイム、短時間勤務など、従業員の生活に配慮した就業日数や就業時間に関する制度がありますか?

最後は、こちらの項目です。半日単位での有給休暇や、1時間毎の有給休暇など、働く人の生活に配慮した制度があるか、という項目です。日本次世代企業普及機構が行っているホワイト企業アワード対象企業様の多くが、上記のような制度を取り入れています。では、ご来場いただいた企業様の結果はどのようになっているのでしょうか。

80%近くの企業様が「はい」とお答え頂きました。働く人に配慮した制度を設けている企業がだいぶ増えてきたという印象を受けます。こういった制度があるだけで、求人原稿の反響も変わったりします。ぜひ、アピールポイントとしてご利用いただけると良いと思います!「いいえ」の企業様は、求職者の採用時に他社と比較された場合、負けてしまうポイントにもなりかねません。働く人が働きやすい制度について考え出すきっかけになればと思います。

まとめ

ここまで、全項目に解説を加えながら結果を振り返ってみました。どの企業様も採用にお困りで、取り組み始めている段階だと思います。ぜひ、採用の差別化におこなった施策を求人原稿で存分にアピールして採用成功してただければと思いました!
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